仕事のクオリティを上げるコツ

介護士の仕事は、勉強してきたことがそのまま生かせるものもあれば、現場で初めて経験することも多いものです。それでも、ちょっとした仕事のコツを会得すると技術も経験をアップし、介護士としての仕事を上手にこなしていくことができます。

まず、新人の介護士は仕事を覚えるためにできることがいくつかあります。介護の仕事は利用者とともに他の職員とのこまめな話し合いやアイコンタクトなどのコミュニケーションが欠かせません。特に24時間介護をしている施設であれば、前の担当者の仕事を引き継いだり、逆に自分の仕事を引き継いでもらうことが必要なので、よりチームワークが大事になります。そして、仕事の引継ぎの際はメモを取ることを忘れないようにしましょう。わからないことは恥ずかしがらずに質問して疑問点を解消しておくと、自信を持って介護することができます。また、利用者の癖や好みなど、介護で役立ちそうなことを複数の介護職員からヒアリングすると、多角的な視点から気づきを得ることができます。

介護の仕事は、利用者との信頼関係が大切です。利用者から信頼してもらうには、自分の言動が利用者にどのような印象を与えるかを考えて行動することが大切です。例えば、服装や持ち物は利用者がよく見ている点の一つです。特に訪問介護ではユニフォームを支給しない事業所が増えましたが、自分の服装で利用者が不快に思わないかどうか、訪問前に鏡でチェックすると良いでしょう。また、利用者の居住スペースや警戒心に配慮して、荷物をなるべくコンパクトにする工夫も大切です。